#12『旅するように、町をつくる』
ーMISSON VISION VALUE

音楽を聴きながら読書をお楽しみください
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『旅するように、町をつくる』
「ちょっと旅行に行ってくるわ」
誰かがそう言うとき、たいていの人はこう聞き返す。「どこに行くの?」と。沖縄だったり、ヨーロッパだったり、星の見える田舎町だったり、目的地の話で盛り上がる。きれいな景色や、美味しい料理や、SNSに映える写真の話。
でも、本当に大事なのって、たぶん——
「なぜ、そこに行くのか?」ということじゃないかな?って思う。
ただ日常から逃げたいだけなのかもしれないし、何かを見つけに行く旅なのかもしれない。もしくは、誰かとの思い出をもう一度なぞりに行く旅。一度リセットして、自分を見つめ直すための旅かもしれない。
行き先よりも、動機。地図にない“理由”が、その人を旅立たせる。だからこそ、旅は「どこへ」よりも「なぜ」が深くて、面白いんだろうなー。

なぜ、そこに行くのか。
――MISSION
人は、何かを探しに行く。退屈な日常からの逃避だったり、見たことのない風景に出会うためだったり。あるいは、自分の中にある“なにか”を確かめに行くためだったり。
LIFE PROJECT HARUNOも、そうした“旅”をしている。それは「地域活性化」なんて言葉におさまるような、型どおりの旅ではない。忘れ去られた田舎町に、かつてあった“物語”をもう一度、拾い集めるような旅。
なぜ春野町を拠点に活動するのか。
それは、都市では絶対に拾えない“地域の人たちの横のつながりや、熱”が、そこにまだ確かに残っているからだ。だから絶対に届くという自信がある。

Creativeの力で様々な課題を解決し、
全ての人たちにワクワクと驚き、そして感動を届ける。
それが、LIFE PROJECT HARUNOのMission。
僕たちは、ただ場所を変えるんじゃない。意味を探すために、旅をしている。

どうやって、そこに行くのか。
――VISION
どこかに行こうと思えば、手段はいくらでもあるだろう。新幹線に飛び乗ってもいいし、地図も持たずに行き当たりばったりでも構わない。車で行くのは疲れるんだけど、「ちょっと寄ってみる?」なんてことができて、思い出に刻まれる瞬間があったりするじゃない?いい旅というのは、道中にもちゃんと“物語”があるもんだ。
LIFE PROJECT HARUNOは、そこに“創造”を持ち込む。写真展だったり、古民家の再生だったり、風変わりなイベントだったり。そこに住む人も、訪れる人も、いつの間にかこの旅の“共犯者”になっていく。ただの直線で、最短ルートじゃ、人の心を動かす物語なんてきっと生まれないだろう。寄り道して、笑って、迷って、雨に降られて——そんな“まわり道の設計図”を、大切にしている。

常に期待の先を目指して
クリエイティブでイケてる仕掛けを。
地域から最も応援される町起こし団体を目指す。
それが、僕たちのVision。期待を超える景色は、Googleマップには絶対に載っていないだろう。

そこで、何をするのか。
――VALUE
旅というのは、観光名所を見るだけじゃ、どこか物足りない。その土地のごはんを食べたり、人とお話ししたり、たまたま出会ったお祭りに巻き込まれたりなんかして、「この町、なんか好きだな」って。そう思えたときに、その旅はやっと心に残って記憶に刻まれる。
LIFE PROJECT HARUNOも、春野という田舎町の舞台で、「なんか、いいよね」って思ってもらえる時間をつくっている。全部そのための仕掛けだ。使われていない空き倉庫を拠点にしてお祭りを開催したり、昔の家の価値を再定義し直して、新しい物語の舞台にする。肩書きも、年齢も、地元かどうかも関係ない。そこにあるのは、“人と土地が混ざり合う旅の途中”のような時間。

前例のない挑戦を繰り返すことで不可能を可能にし、“人の心を動かす”。人が本気で動けば企業も町も変わっていく。
これが、僕たちのValue。
旅の中で、誰かの“本気”と出会ったとき、人の心は静かに動き出す。
行って、見て、触れて、少しだけ人生が変わる。旅も、春野町も、きっとそういうものだ。

この田舎町には、有名な観光名所があるわけじゃない。でも、たまたま春野で交わした他愛もない会話が、なぜか心に残ったり、空き家の縁側で見た夕焼けが、静かに胸を打ったりする。
何気ない風景の中に、過去の記憶が宿っていたり、誰かの暮らしのかけらが、そっと残されていたりする。それはまるで、自分の物語の続きを見つけるような体験だ。
LIFE PROJECT HARUNOは、そんな一つひとつの風景に、もう一度、意味を与えていく。失われつつある“誰かの時間”を丁寧に拾い集め、町に新しい物語をそっと編み込んでいく。
僕たちの旅は、にぎやかな観光とは少しちがうんだけど、そのぶん深く心に触れる瞬間があると信じている。だからこそ——
「また、来たいな」って思える場所を、みんなで一緒に作っていく。
それが、LIFE PROJECT HARUNOの旅の仕方だから。