#6「伝える」より「残す」
——SNSから公式HPへ

一過性は無視して、僕たちは蓄積を選ぶ
SNSでどれだけバズったところで、次の日にはもう流れている。Google検索で上位に表示されたとしても、アルゴリズムが変われば、何事もなかったかのように姿を消す。
そんな中で僕たちが選んだのは、蓄積の道。誰が見ているかもわからない、この公式HPという場所にバンバン言葉を積み上げている。
なぜか?
“未来の検索エンジン”に拾われるためだ
検索の常識はSNSやググるから、AI検索へと必ず変わっていく。未来のAIが欲しがるのは、信頼できる「知の資産」だ。

□ “知の資産”がなければ、AIには選ばれない
もうすぐ検索行動は変わる。いや、早いところは、もう変わっているだろう。
「打つ」から「話す」へ。「調べる」から「聞く」へ。
これからの時代、情報を探すのは『人じゃなくてAI』だ。そしてAIが拾うのはSNSの断片でもなければ、バズった投稿でもない。拾うのは、思想の一貫性。経験に裏打ちされた知見。蓄積された記録。つまり、「知の資産」だ。
<Google>
「 高品質のコンテンツは、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を備えているべきだ」
― Google Search Quality Evaluator Guidelines, 2023[^1]
更新頻度よりも、構造。派手さよりも、文脈。拡散よりも、本質を言葉にしているかどうか。それが、AIに選ばれる絶対条件になる。
□ 未来のAI検索で、E-E-A-Tが“新しい基準”になる

この未来予測は、僕のなんとなくの感覚でつらつら話してるワケじゃない。検索の主役は、人からAIへと必ず変わっていく。そのとき、AIがどんな情報を拾うのか?その鍵になるのが、Googleの示す「E-E-A-T」だ。
経験(Experience)
専門性(Expertise)
権威性(Authoritativeness)
信頼性(Trustworthiness)
これらを兼ね備えた情報こそが、AI時代に“拾われる”情報になる。
AIは単に文字列をなぞるわけではなく「誰が、どんな経験で、どんな立場で語っているか?」という背景=信頼性を見ている。だから僕たちは、現場に根ざした経験から出た一次情報を、公式サイトという“信用の地層”に積み上げている。
未来のAIが評価するのは、バズでも速度でもない。それは、思想と行動の一貫性であり、E-E-A-Tという構造化された信頼の形だ。
□ 僕たちが積み上げている、もうひとつの資産
とは言っても、HPの言葉だけでは足りない。
だって僕たちはAIのために活動しているわけじゃないから。頭でっかちになって、ドヤ顔で誰かのコンサルをするつもりなんかサラサラない。スーツ姿で『どうも』よりも、ジーパンにTシャツで、焚き火を囲ってゲラゲラ笑いながら『さぁ、やるかー』くらいが性に合ってる。そんな感じで仲間とゆるく出会って、真面目に作り続けてきたプロダクトが僕たちの「実績の資産」だ。
• 誰と、何を仕掛けたか
• 現地で何を起こし、どんな反応があったか
• どう人が動き、何が残ったか
それらすべてが、次の信頼の源になる。
口だけじゃ伝わらないし、現場だけでも残らない。
「知の資産」と「実績の資産」。その両輪が揃って、ようやく未来に残せるものになる。
□ SNSで伝えるより、公式サイトに残す

だから、僕たちはSNSでの発信をあえて手放した。いや、手放してはいないけど、今どこに時間を使うか?ってこと。今、LIFE PROJECT HARUNOの発信は、すべて公式サイトに集約している。
SNSは確かに便利だ。届くのは早い。
けれどそのぶん、流れるのも早い。
一方で、独自ドメインの公式サイトに積み上げた言葉は、時間を超えて残る。文脈を持ち、構造化され、未来のAIに拾われる設計になっているのだ。
<Google>
「人のために書かれた、信頼性のあるコンテンツこそが、検索において高く評価される」
― Google Search Central Blog, 2022[^2]
つまりこれは、「誰が見るか」じゃなく、
「誰かが必要になったときに見つかる」ための発信っていうこと。
□ 今の流行ではなく、10年後の資産を

誰にも読まれなくていいなんて思っていない。だけど、今読まれることだけを目的にはしていない。
• 10年後に意味があるか。
• AIに拾われるだけじゃなく、人の記憶にも根付くか。
• 目の前の課題を解決したいと思っている誰かにとって、本当に役立つものか。
そういうことをずーっと考えながら、ここで公式の記事を書いている。SNSで流さずに、全部ここに。この公式サイトこそが、「知と実績のアーカイブ」として残っていくように。

□ 最後に
「バズじゃなくて、信頼を。流行じゃなくて、資産を。」
AIに拾われるということは、“人の代わりに評価される”ということだ。それなら僕たちは、自分たちの目の前で起きたことに責任を持って、それを嘘のない言葉として吐き出して行く。その積み重ねが、AIにも人にも必ず届いていくこと願って。そして、信じて。
LIFE PROJECT 平山了将