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『すべての始まり』
──まんま写真展の舞台裏 #01

時計の針が、3時を指していた。静かな部屋、眠らない画面の向こうに、仲間の顔が並んでいる。カメラ越しに聞こえる深夜の笑い声と、たまに途切れるWi-Fiのせいで何度も聞き返す会話。そんな、不思議と心地いいノイズの中で、幾つものアイデアが転がり出た。
「仕掛けを一発で終わらせない、数年後に伏線回収するようなプロジェクト、仕掛けを」
「じぶんたちの手でやれること、もっとあるよな?」
「”感動しちゃう”って涙流す人が出てこなきゃ」
「文化センターで形にできないかな」…。
たぶん、あの時はまだ、誰も正解なんて知らなかった。でも、誰かの心をちゃんと動かしたいっていう気持ちだけは、みんなの中に確かにあった。そうして生まれたのが、「まんま写真展」だった。

