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​渡辺 幸弘

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春野町は1日過ごして好きになってもらいたい。
​ちょっときて遊んで終わりじゃ、本当の良さはわからない。

​(了)

俺たちの中でも、何かアクションを起こそうと思った時に毎回議論に出ることがあるんですけど、

春野町の朝、昼、晩、って全てを感じてもらいたいよねって。

でも1日を体感してもらうための環境ってなると、現時点では”キャンプ場”くらいしかなかったりするっていう。

​(こ)

春野町は1日過ごしてやっとわかるっていうのはすごく理解できるし、初めて話した時に同じ考えだ!ってすごく思った。

ここで大事なのは、新しい何かをやって自分達​だけが利益を確保するんじゃなくて、その利益を町全体の潤いとして作らないといけないってことだよね。

そこがすごく難しい。

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​(了)

僕達もまだ本格的には動けてないですけど、案はいろいろと出てるんですよ。

さっき言ったように、1日かけて春野町を体感してもらうには、泊まれる場所を用意することじゃないですか?

それに関しては空き家問題の課題とうまくマッチングできるんじゃないかな?って思ってます。​

現在だと、『古民家は使わないから壊して、更地にして売る』『もしくは放置』それくらいしか家主さんの選択肢はなかったりするんですが、

僕達が古民家をプロデュースして古民家の有効活用事例が作れたとしたら、『あいつらに相談してみる』になったりもするんじゃないかなって。

​そういうゼロじゃない可能性みたいなことをピックアップして、浜松の不動産会社と協力していつでも動ける準備はしてるって感じなんです。

​(こ)

それはかなりアリだよね。だから不動産屋さん白野さん(浜松の町起こしメンバー)が春野に来てたんだねー。

古民家の可能性を活かして、いろんな使い方をしてみてもいいと思うんだよ。さっきの話だったらギャラリーになってる古民家があってもいいし、

古民家の民泊だってもちろんいいよね。問題はその後であって、ギャラリーだったらついでに商店街のお店に回ってもらうように動線を作るのも大事だし、

民泊だったら素泊まり限定にして、商店街のお店にご飯を食べに行ってもらうとかにしたらみんなにお客さんを流すことだってできるわけだし、

町全体が潤っていく気もするし感謝してもえらえるよね。すごくいいなって思う。

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​(了)

そんな簡単なことじゃねーからってよく言われるんですけど、実際に交渉するところまで行ってダメだったことも、俺たちもう経験してるんです笑

この田舎町に暮らしながら、町起こしをしたい僕達にとっては古民家だって町の景観の一部なわけです。

更地になって太陽光パネルを設置して町の景観が崩れていくのをみると結構悲しい気持ちになります。

だから僕達の中では『守るもやると同じくらい大事』って話をよくするんです。

​どうしても田舎町である以上、噂話は一気に広がるし、『新しい価値観』を受け入れにくい側面もあったりするんですけど、

​自分たちだけの利益にせず、町全体の潤いに変えていく努力をすればきっと町の一体感も生み出せると思うんですよね。

​(こ)

そもそも誰もやったことがないことに挑戦するんだから、『こいつらにお願いしても何するかわかんない』って不安があるんだと思う。

だから”一つの成功事例を作ったとき”に一気にドカンっと話題になる気がする。

でもそういうことってやる側はめちゃくちゃワクワクするじゃん。楽しいよね。

できるかも!できなかったか。いやこういうやり方あるかも!って。

チームで一喜一憂しながら少しづつ前に進んでいくっていうか。

​(了)

じぶんたちのアクションはあくまで僕らの利益ではなく、町全体の潤いに変換するためのアクションなんだっていうことを

ちゃんと地域住民の人たちに理解してもらって、応援してもらう。そこから作っていきたくて、まずは『まんま写真展』になるわけです。​

​(こ)

俺の撮った写真見てじゃなくて、『お祭りを創ろう。』っていうメッセージがあるんだもんね。

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